天然の恵みをふんだんに取り入れて

見えない所にこそ価値ある性能があふれています。「稲穂」から”お米”がとれ、「茎」の部分から”稲わら”に なります。その稲わらを充分に感想させると、畳の最も基本となる畳床の原料に生まれ変わるのです。

高い技術力

1枚の本畳床に使用される稲ワラは、およそ3万5千本で、その稲ワラを配層ごとに厳しく選別。 きめ細かい作業により、均一に並べられた稲ワラを圧縮することにより、本畳床は造り出されます。

強力な弾力性

厚さ45cmにも重ねた稲ワラをわずか5cmに圧縮することで生じる復元力が、本畳床独特の弾力を生み出します。建材床と比べ、長時間正座しても足が痛くなりにくいのも大きな特徴です。

難燃性

本畳床は、稲ワラをギュッと圧縮させて作られています。 燃えやすい紙でも、ねじったものは広げてある紙よりも燃えにくい性質がある通り、圧縮させた稲ワラは、燃えにくい性質があります。また、天然素材なので、有毒ガスも出ません。本畳床は、非常に燃えにくく地震や火事などの災害発生の際に、避難する時間を作ってくれると思われます。また、タバコの火の不始末であわや大火災という場面で、畳1枚を焦がしただけですんだ、という事例も報告されています。

遮音性

本畳床は、稲ワラがぎっしり詰まってできているので、住宅の2階からの騒音・足音・テレビ・ステレオなどの音を柔らげる遮音効果に優れています。

断熱性・保温性

本畳床の中身は、イ草と違いポッカリと空いた空洞状で、ここにもしっかり空気が詰まっています。空気には、熱を伝えにくいとい特徴があるのです。つまり、熱の伝導率が少ないほど、断熱性や保温性に優れているのです。

環境にやさしい

役目を終えた本畳床は廃棄にも困らず、堆肥として自然に帰ります。まさにSDGｓ。地球環境を守るためにも本畳床を、ぜひご利用ください。